ベリーダンサーShaminyaのブログ

ベリーダンサーShaminyaのショーやレッスンのお知らせの他、日々のことについて書いています。

大会で優勝しても踊る場所がなかったお話

皆さま、こんにちは。

ご訪問いただきまして、ありがとうございます。

ベリーダンサーのShaminyaです。

 

どんな方が私のブログを読んで下さっているのでしょうか。

ベリーダンスをこれから始めたい方・・・

もしくは、ベリーダンサーさんでしょうか。

 

成功者のキラキラがまぶしい今の世の中、生きづらさを感じる人が多いと思います。

私もそうです。

 

私は他のベリーダンサーさんとはちょっと・・・

いやだいぶ違う・・・

のりを歩んできたベリーダンサーです。

ベリーダンス界の異端児でしょうか!

 

楽しかったことや嬉しかったこと、感謝の気持ちを綴っていきたいと思ってブログを始めましたが・・・

そういうことは少なかった・・・

私のベリーダンサー人生には、常に葛藤と孤独・・・

自虐ネタのほうがいっぱいあるな~。

私はこのブログで、誰かに自分を見つけて欲しかったのです。

 

ダンスや舞台経験者の方ならお分かり頂けると思いますが、イベントがあれば集客が必要になります。

 

ベリーダンスを始めたころ、私は嬉しくて周りの人にベリーダンスをやっていることを話していました。

でも、ある時から話すのを辞めてしまいました。

それは、私が素敵だと思うベリーダンスの魅力が共有できなかったからです。

 

友達だからじゃなくて、知り合いだからじゃなくて、本当に「観に行きたい!」と思ってもらえるようになりたい。

そう思ってもらえるようになるにはどうしたらいいの・・・?

 

そうだ、大会に出て結果を出そう!

 

こうして、私の大会への挑戦が始まったのです。

 

正式な評価があれば、私にダンスの技術があることが証明される。

私のダンスを好きになってもらえる!

そう思ったのです。

 

でも、この考え方は間違っていたのか。

ベリーダンスショーをするのに、ダンスの技術はあまり関係ないのかもしれません。

 

ベリーダンスの衣装を着てクネクネしていれば、ベリーダンスを踊っているように見えるようです。

なので、初心者さんでもベリーダンサーとしてレストランショーに出演できることもあります。

チャンスがたくさんの人にあるのは良いことですが、このシステムはプロのフリーランスにとっては・・・。

 

ベリーダンスは日本のダンスではありません。

ダンス技術の有無が分かる人のほうが少ないのです。

 

私は大会で優勝、入賞、ファイナリストの経験があります。

評価してもらえたら踊る場所があると思っていましたが、そんなことはありませんでした。

 

でも、これは私がフリーランスだからです。

所属をしていれば踊る機会やイベント出演に恵まれたと思います。

 

だけど、私はこの道を選びませんでした。

実力をつければ、評価してもらえると思っていたからです。

 

ここから私は踊る場所を探し始めるのですが、セクハラやパワハラ、大奥・・・の世界が待っていました。

 

私はいつも孤独でした。

一番の理解者であるベリーダンス関係の方は、ご自分の国へ帰られました。

この方もプロですが、本場のプロであっても日本のコミュニティに属さなければ活躍できない・・・

このシステムは本当に残念ですし、今も寂しいです。

 

私は自分の居場所が欲しかったのです。

自分を認めてくれる場所。

それが、私にとってベリーダンスショーだけでした。

 

ご依頼があれば喜び、ご依頼がなければ落ち込む日々。

ご依頼によって私の評価が決まるわけではないのに、ベリーダンサーになりたくてもなれない私は、ベリーダンスショーに自分の価値を見出していました。

 

私は私でいいのに。

私は私で素晴らしいのに。

 

誰かに私のダンスを観てもらいたい。一緒に楽しんでもらいたい。

 

私はここにいるのに。

 

実力は評価されたのに・・・

どうして私はプロなのに踊れないの・・・。

マチュアダンサーさんも頑張られているのは分かるけれど、どうしてアマチュアダンサーさんのほうがショーにでられるの?

こんなことを思ってしまう自分にモヤモヤ、自己嫌悪です。

 

ベリーダンサーとして成功する道は、今ならもう分かります。

きっと、誰よりも試行錯誤してきましからね!笑

でも、私はずっと変わらないし、染まれないのです。

だから、私はずっと携帯の中だけで踊ってきました。

携帯の中でしか、私はベリーダンサーが出来なかったから・・・。

そこでも、私は再生されることは少ないですが・・・(観て下さった方、ありがとうございます)。

もう逆に、私を見つけて下さることが奇跡ですよね。

 

露出の高い衣装を着てクネクネドンドンして・・・それはほんの一瞬です。

セクシーチャララねぇちゃんだと思われていることでしょう。

そんな私の毎日は、いつも暗闇です。

 

だから、私は私に、光をあてようと思うのです。

私しか知らない物語。

これは、私がベリーダンサーだという物語です。